A Nomad in Abu Dhabi

UAE首都アブダビ在住 コーヒーを愛しカフェを探し歩くノマド

コーヒーとカフェと相性

インターナショナルコーヒーデーであった10月1日。

アブダビにあるJoud Cafeでその日、終日2 for 1でコーヒー飲める」と

広告が出てる!と友人が前日に教えてくれた。

 

張り切って当日行き、お茶をした私と友人。

この2 for 1はどのメニューが適用されるの?と聞くと、

コーヒーならなんでもいいよ。スペシャルブリュワリーでも、ラテでも、

同じ値段なら割となんでもいいよ〜とかなり適当な感じ。

美味しく1つの値段で2つラテを頂いた。

 

このカフェJoud Cafeは、雰囲気や居心地がよくて、大好きなんだが、

いまいちコーヒーがピンとこない。悪くないけど、美味しい!とならない…

食べ物メニューもまあまあイケてるし、ジュースやスムージーも美味しい。

ただ肝心のコーヒーだけが、どうもピンとこない。

 

「私が結婚に求めてる条件は全て満たしてるはずなのに、なぜかここぞ!といったところがしっくりこないのよ。ビビッとこないの。全く私のコアに響かないから、結婚できないの!」

この夏に一時帰国した時、こう言いながら酒を浴び飲みしていたアラサーの友人がいたが、まさにこの状況に陥っている私とこのカフェである。

 

雰囲気が落ち着くので、なんだかんだ定期的には人と会う場所として使っているが、

1人で行ってまったりコーヒー飲んで…とはあまりならない。

じゃあ、まったりするのに、コーヒーは諦めて、美味しいスムージーでやってみよう!と、1人で行って、スムージーを飲んで、まったり…できるかと一度試してみたが、

スムージーはヘルシーすぎて、体内に取り入れるやいなや、リラックスどころか私の精神の奥深くに眠っていた、ヘルシーにならなきゃ!細胞を掘り起こしてしまった。

結局その日は家にすぐ戻り、掃除や整理整頓を始めるという始末。

リラックスという行為には、場の雰囲気だけではなく、私の精神も舌も溺れさせるほどの私と相性のいいコーヒーアロマが必要なのだと気がついた。

 

人生は何事も相性なのかもしれない。

どれだけ条件が良くても、どれだけ周りに羨ましがられる状況だったとしても、それが本人にとって「なんか違う」のであったら、もう単に「相性がよろしくない」だけである。どれだけ素晴らしい条件であろうとも。どれだけ羨望を浴びようとも。

 

年をとり経験を重ね、場所でも人でもなんでも、自分と相性がよい、よくない、が昔よりも早い段階で直感でわかってくるようになった。そして相性がいいものをより大切にしていくいきかたや、相性がよくないものをさりげなく手放す方法も、徐々に身につけていった気がする。

いや、細かくいうと、昔は直感でわかっていても、いやそれがほんとうに正しいのかは実証してみないとわからないじゃないか(渡る世間は鬼ばかりのえなりさん風)という非常に前向きな実験的な挑戦、試行錯誤をせずにはいられなかった。

それを続けてきた結果、実証しなくても結局自分の直感が大抵あってることがわかってきたのと、また実証するのが年取ってめんどくさくなった。もうそんな実証している体力がない。時間もない気がする。多分ほんとはまだ時間はあるけど。でももうともかくめんどくさい。もう全てを振り切って、直感を信じて生きる、それが長い人生の中で結構ドタバタ期である30代なのかもしれない。