A Nomad in Abu Dhabi

UAE首都アブダビ在住 コーヒーを愛しカフェを探し歩くノマド

陽は沈み 空は暗闇 灯り響く 祈りの声

この季節になると、なぜかふと思い出す。

 

不安いっぱい希望をほんのり抱えながらも、

アブダビに降りたち、アブダビで初めて夜を過ごした日のことを。 

 

長いフライトでフラフラになりながらも、

とりあえず子供を寝かしつけなきゃ!と、絵本読んだりして、寝かしつける。

 

「お、寝た。ほっ。」

そしてその安堵の瞬間もほどなく、窓という逆境をぶち破り

家の中へ侵入してきたサウンド

 

「アーーーーーアレイヤーーーーーーーーーーー」(あくまで主観ならぬ主聴)

 

ライオンキングのオープニングではなかった。

そう、モスクから聞こえてくるお祈りの声。アザーンというものだ。

 

夜子供が寝静まるような時間でも、遠慮なくたっぷりのボリュームで

祈りをアツく語り続けるお声にビクビクしながら(子供が起きないかヒヤヒヤ)

朝方も、そのお声をうっすらと浅い睡眠の中、遠い意識の中で聴きながら

「え、これ毎日続くんか…どうしよう…」と思ったものだ。

 

アブダビ上陸から数ヶ月ほど経った頃。

ふと気づく。

お声が流れていても、全く気づいていない。

「え、今流れてた?」ってレベルで聞き流しできる能力を身につけた。

 

慣れてみると逆に、この空の明るさでアザーンが流れてるってことは12時くらいか、と時計を見ずとも大体の時間が把握できるので意外と便利。

 

ほんとにね、人間の順応力ってのはすごい。