A Nomad in Abu Dhabi

UAE首都アブダビ在住 コーヒーを愛しカフェを探し歩くノマド

Can’t get you off my mind

Shawn Mendes という歌手をご存知だろうか。

お恥ずかしながら、彼の楽曲は私のiTuneに何曲かすでに入っていながらも

(少しでも聞いて気に入った曲は、歌手名や細かいことを確認せず

ポイポイiTuneに溜め込んでいく)

彼の外見やらアーティストとしての情報すら一切知らず

ただ彼の楽曲を声をメロディーを気に入って

数年知らず知らずのうちに聞いていた。

 

先日たまたま”Lost in Japan”という彼の新曲を耳にしてからというもの

(勝手に)Can’t get you off my mindという状態に陥った。

この曲は、なんだか不思議な中毒性があって(少なくとも私には)

聞けば聞くほど延々とループでこの曲を聞くことから抜け出せない。

 

あまりにも中毒性がひどいので、フォーカスを音から外すために

ミュージックビデオやら彼のライブ映像に手を出したのが最後だった。

 

え、めちゃかわいいやん。

てか若い。

ライブの方がレコーディングよりさらにイイって本物だわ、これ。

声のセクシーさって、「買いたくても買えないもの」

「生まれ持ったギフト」だよね〜。

と、おばちゃんぷり満開の視点で、色んな感想が溢れ出す。

 

体温があがると、桃の熟れ頃のように

(面の中央下部に細かい線を描いて)頬が蒸気を含むあたりが

ま、眩しい。あれは、若さの象徴。

今トレンドな感じの彼の空気感が、さらに現代のガールズの心を掴むのだろう。

ちなみに、私の勝手な分析では、今の世の欧米男子の人気トレンドは、

「クリーンミニマルでフラットな地に足がついた感じのイージーゴーイング

 〜少々ギークのスパイスを香らせながら〜」とみている。

彼はぴったりそこに当てはまる。

 

 

時代が生んだものなのか、時代が見出したものなのか。

才能と流行とシンボルは複雑に絡み合って次へ紡いで歴史になる。

 

そしてこのミュージックビデオが興味深い。

見てる冒頭から、なんか既視感ある…と思ったら、タイトル通り

かの有名な“Lost in Translation”のオマージュとでもいおうか、そっくり。

でも細かいところを「今」の日本に微妙にアップデートしてくれていて

なんだか可愛いなと、ささくれた心の角をくすぐられてしまう。

 

ミュージックビデオの映画のオマージュの仕方が微妙だ、とか

ダメ出ししている声もあるようだが、私はこのMVの空気感こそが、

今の若者トレンド、感覚そのものを非常に正確に表現している気がする。

 

そのままオマージュするからこそ、その違いが浮きだってハッキリ見える。

同じ設定のなかで、2018の若者の感覚をスムーズに入れ込んで

(ここらへんのスムーズさも今っぽい)過去への敬意も忘れない。

 

昔は過去をぶち壊し挑戦すること自体がトレンドだったような気がする。

今は過去をリスペクトしつつもいいとこどりして、

組み合わせて「今」に昇華させる、ということがトレンドなのでは、

なんてことを考えさせられた。